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14.「紫イペエキス」は血糖上昇の原因で
             あるインスリン抵抗性を改善する

 ガン以外の病気に対する紫イペエキスの作用も見ていきましょう。30代も後半となると気になり始めるのが生活習慣病です。糖尿病、高血圧症、狭心症や心筋梗塞、脳卒中など、長きにわたる食生活の乱れや運動不足、ストレス、喫煙などの悪しき習慣の結果として現れるのが生活習慣病ですが、合併症を引き起こすなどやっかいなのが糖尿病です。

 1199年5月に日本糖尿病学会が糖尿病の判定基準を引き下げたこともあって糖尿病は急増。日本人の750万人近くがこの病気に悩まされています。
また、糖尿病とは判定されないものの、基準ギリギリの境界型や予備軍も多く、2010年の糖尿病人口は男性520万人、女性560万人にも達すると推測されています。糖尿病は症状が進めば目や腎臓、神経などにさまざまな合併症を起こします。失明したり、人工透析をしなければならなくなるとういうことも決して珍しいことではありません。ほ放っておけば重大な病気の引き金になるのが糖尿病なのです。

 紫イペエキスに血糖値を下げる作用があるのは多くの体験者が実証済みですが、そのメカニズムは、紫イペエキスに含まれる亜鉛が、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を促すためだ、というふうに考えられてきました。
インスリンはすい臓のランゲルハンス島という器官のβ細胞でつくられ、血糖値が上がると血液中に分泌されて下げる働きをしています。血糖値が上がるのは血液中のブドウ糖の処理、つまり、ブドウ糖を筋肉でエネルギーに変えたり、肝臓や脂肪組織に貯えたりすることがうまく行えなくなるためですが、インスリンはその処理に関わって血糖値を下げるわけです。

 一方、血糖値が上がるのはインスリンのはたらきが悪いからだ、ということもわかってきました。インスリンは十分出ているのに、はたらきが悪いために血糖値が下がらないケースがあるのです。原因になっているのは血液中に分泌されるTNFaという物質だとされています。細胞のなかに中性脂肪などが詰め込まれ、膨らんでしまうことでTNFaが分泌されるのですが、この物質がインスリンのはたらきを阻害するのです。その結果、細胞や組織がブドウ糖を受け入れなくなる。この状態はインスリン抵抗性と呼ばれ、血糖値を上げる原因だとされています。

 インスリン抵抗性を改善するための薬も開発されましたが、重大な副作用があることがわかって販売は中止されています。ノスカールというのがその薬名ですが、紫イペエキスにはノスカールと同じような作用があることが確認されています。もちろん、副作用は皆無です。ブドウ糖負荷試験で紫イペエキスのその作用を確かめる実験が、臨床で証明されています。ブドウ糖負荷試験というのは、まず12時間以上飲食を断った空腹状態で血糖値を測定してから75gのブドウ糖液を飲み、その後、血糖値とインスリンを測定するものです。

 この検査は次の3つのケースで行われました。
「何も服用しない場合」
「ノスカール(実験は販売中止以前に行われた)を服用した場合」
「紫イペエキス300gを服用した場合」の3つです。

 結果は、何も服用しない場合はブドウ糖を飲んで30分後に血糖値が上がり、インスリンの増加も見られました。

 ノスカールを服用した場合は、30分後にも血糖値の上昇はそれほど見られ、インスリンの分泌も抑えられていました。つまり、インスリン抵抗性が改善されて少量のインスリンで血糖値が下がったというわけです。

 また、紫イペエキスを飲んだ場合では、血糖値はノスカールを服用したときほどではありませんが、上昇が抑えられました。インスリンの分泌はノスカールを服用の場合とほぼ同じ。インスリン抵抗性を改善する作用はノスカールに匹敵するものだということです。
 
このように紫イペエキスには、インスリンの分泌を促す作用と同時に、インスリンのはたらきを悪くするインスリン抵抗性を改善する作用もあるのです。
糖尿病に対してすぐれた効果を発揮するのは当然といっていいでしょう。

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膠原病・慢性関節リウマチが「紫イペエキス」で良くなる!
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