6.紫イペ茶 全ての道理に叶った草木茶


ルイス テニー記

 紫イペは、私が7年間の研究によって見出した最も感動深い草木茶です。

癌治療に効果ありと主張する他の草木茶の殆んどは、合成薬品との同時使用を禁じていますが、この南米産の紫イペは、研究の結果、抗生物質の副作用を減少させ、他の薬品が肝臓に及ぼす毒性作用を軽減する働きがあることも判明しました。言い替えれば、
紫イペは、他の薬品の副作用防止に効果があると言うことです。

 ブラジルのサントアンドレの医者が、偶然紫イペのことを知り、その樹皮を白ワインの中で煎じ、それが未だ熱いうちにオレンジジュースと混ぜ、サントアンドレ市立病院の、癌で死を待つばかりの彼の兄に飲ませました。ところが、彼の痛みは直ちに消えて熟睡出来るようになり、一ヶ月の服用後退院しました。その時の検査結果では、
癌の痕跡が全く見当たらなかったと言うことです。

 オレゴン州に住む私の友人の奥さんの話しによれば、友人は糖尿病と腎臓病をわずらい、過去に3度も死にかかったことがあり、医者は彼の全身にわたって、化学作用がバランスを失っている事を非常に憂慮し、彼に紫イペを服用させましたところ、
10日目には彼の身体の化学的作用が平常に戻りました。医者は、もう永くはもたないと予測していただけに、彼の回復を信じることが出来なかったとのことです。

 オレゴン州に住むもう一人の婦人は、悪性膀胱腫瘍に罹っていましたが、この草木茶を服用し続けたところ、完全に治癒し、カイザー病院の彼女の担当医は、
病気の完治を確認したと語っています。更にこの草木茶の服用によって顔の癌と痛風が同時に治癒した症例も報告されています。

 このような事は、全く信じ難い事ですが、然し南米のテオドラ メイヤーとパーツ ルイズ両博士による数年間の研究においても、この草木茶の効果は、
末期患者に素晴らしい成果を収めました。

 メイヤー博士の報告によると、白血病やリューマチ及び多くの癌患者の驚くべき治療効果は、数人の医者によって確認されたと語っています。両博士はこの様な研究を人助けのために行ったのであり、事実、この草木茶の購入費は彼等のポケットマネーで支払われています。

 此等の素晴らしい治癒成果は、ブラジル政府の研究により更に拍車がかけられました。ブラジルに於けるこの研究は、イリノイ州立大学の研究でもその正当性が確認され、それによると
「紫イぺは、事実上癌に最も効果性のある物質を含有し、それが癌細胞の発育を止め、病根を攻撃するものと判明した」と発表されています。

 この含有複合物はケチュアと呼ぶが、これは殺ビールス性を持つ強力な抗生物質で、直ちに痛みを止めるとともに、赤血球を増加させることがメイヤー博士の研究によって明らかにされました。

 紫イぺは、夕べブイア木の内部樹皮に付けられたインディオ名で、アンデス山脈の山々のみに分布しており、ポルトガル名では「イペロクソ」又、スペイン名では「ラパコ」あるいは「タべブイア」とも称しています。

 この樹皮は、カロワヤ部族やインカ帝国のまじない師の子孫達によって、癌や多くの難病治療に用いられました。
 この樹木には、強力な強壮剤と増血剤の含有が判明しており、器官を強くするとともに、これを保護し、身体に活力を与え、生命維持に必要な新しい元素と新しい正常細胞を創造して人体の生気を回復させます。また、身体の中に抵抗力を増加させ、更に食欲を増進させながら、全体的に機能を調節するとも言われています。

 紫イぺは、前述の通り、病気に対する貴重な予防及び治療剤であると共に解毒剤でもあり、神経系統、特に自律神経系統に作用し、不眠症や不安定症を軽減します。 

 紫イぺが持つ最も大きな働きは、身体を防御する状態に置いて必要なエネルギーを防衛に回し、病気に対する抵抗力を増加させると言われております。また、始んどの病気の原因となっている悪性病原菌は、この草木茶に含まれている抗生物質に抵抗することが出来ないとも言われおり、鎮痛鎮静剤、非充血剤、利尿剤の働きと、低血圧や伝染病及び傷の治療にも効果があると言うことです。

 これらの固有性の正当なる根拠により、白血病、癌、貧血症、胃炎、十二指腸潰瘍、リューマチ及び糖尿病の治療に紫イペを是非お薦めします。

 紫イペは、多量の鉄分を含有しているため、適切な栄養物の同化を助け、病気治療中の体の衰弱を防ぎ、その回復を早めます。

 紫イペこそ、全ての
道理に叶った実に感動的な草木茶であります。

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