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この「紫イペエキス」が乳ガン、大腸ガン、胃ガン等の5年生存率を飛躍的に上昇させたのです!

                 関西医科大学外科講師・医学博士 川口雄才

↑大学病院の執刀医である川口先生が監修し出版された紫イペ紹介書籍の第8弾。同大学での紫イペエキス臨床データを公表。

ガンは今では【不治の病】というレッテルを貼られている病気ではなくなりつつあります。早期に発見され、腫瘍を取り除き、適切な治療が行われていればガンは恐れる病ではなくなったことは確かです。しかし、現実には、今も死因のトップに挙げられているのはガン。私たち医療の現場にいる者にとっては、回復の難しい患者さんに接することも決して少なくはありません。転移が進めば、痛みを止めるために処方するモルヒネすら効果のないケースにも遭遇します。

 
ガンでは「5年生存率」が治療効果を見る指針として重要視されます。治療、手術などを行って以降5年の生存が認められることをいい、現在の調査では平均41.2%が5年生存率の数字。逆に見れば、約60%の人は治療をしても5年以上生きることができないということです。

 ただしこの数字は、あくまでも平均値で、ガンの進行を示すステージの差は加味されていませんし、ガンの種別ごとに分類して出したデータではありません。比較的生存率が高いといわれているのは乳ガン、子宮ガン、大腸ガンですが、それに対して食道ガン、肺ガン、すい臓ガンなどの生存率は、治療をつくしても5年生存率は10%程度と低いのが現状です。

 5年とひと口にいっても、健康で過ごす5年とは明らかに違います。絶えず再発や転移の恐怖と隣り合わせで暮らすことになります。ガンのステージが進んだ段階では治療による苦痛も伴います。抗ガン剤や放射線治療による副作用は、基本的に免疫力の落ちている体にはより大きくダメージとなり、肉体的な苦痛は、精神面にも悪影響を及ぼし、生命の維持でもっとも大切な【生きる力】を失わせ始めていくのです。


 こうした場面に多く出会う私たち医師は、病巣への直接的な治療と同時に、精神面へのケアがいかに大切なものであるかを日々痛感しています。1948年にWHOでは健康の定義として【健康とは、肉体的、精神的、そして社会的に完全に良好な状態であり単に疾病や虚弱さがないというだけではない】と提唱し、近年では「QOL」の重要性がいわれています。

 QOLとは「Quality of Life」の略で、その意味するところは「それぞれ個人が、満足のいく人生を送る」ということです。この言葉にはいくつかの側面があると思われますが、私たち医療従事者にとってのQOLとは、まさに肉体的、精神的なケアを意味します。ただ痛みに耐える治療ではなく、できるかぎり健康な人の生活に近づける治療法を考え提案し、患者さんとの密接なコミュニケーションを繰り返しながら納得した治療を選択していく。それが精神的なケアにもつながっていくのだと考えます。

 私が所属する関西医科大学第一外科では、こうした考えのもとに、従来より【緩和治療】を目指してきました。最近広がりを見せている【代替医療】の採用はその一環です。
 
あるすい臓ガン患者さんとの出会いが「紫イペエキス」を採用させた
 
 私が【紫イペエキス】を知ったのは、ある患者さんからでした。その方はすい臓ガンを病み、当病院に入院されたときにはすでに末期。余命1年という状態でした。ところがその方は、本来ならさまざまな合併症が現れて不思議ではないにもかかわらず、日々過ごす状態はいたって元気に私には見えました。不思議に思い聞いてみると【紫イペエキス】という健康食品をとっているということでした。


 紫イペエキスが【代替医療】として、また、QOLの向上につながるものではないかとの予感を感じたのは私だけではありませんでした。紫イペエキスに関するデータがすでに期待値を満たしていることを知り、我が研究チームは「5年生存率」への挑戦に【紫イペエキス】を採用することを決定しました。ガンのステージ4の再発・転移症例が2年半経過の段階で、生存率が68%とうのは驚異的なものといっていいと思われます。

 私たちは引き続き「5年生存率」を追跡しました。この結果は、2003年10月に行われる癌治療学会で発表する予定ですが、その内容は、同じくステージ4の再発・転移症例の乳ガン(25例)、大腸ガン(52例)、胃ガン(43例)に関するものです。採用した治療法は、外科手術、化学療法、放射線療法などと【紫イペエキス】を1日900mgを投与するというものです。末期ガンということもあり、手術によって腫瘍のすべてを取り除くことは不可能に近いといえますが、極めて難しい腹膜播腫切除という術法によってある程度を取り除き、副作用を極力抑えることを目的に抗ガン剤による化学療法は低用量とし、免疫療法として紫イペエキスを投与しました。

この治療法による生存率をまとめた1年生存率、5年生存率の数値は、
 
乳ガン =  1年生存率92.0% 5年生存率52.0%
大腸ガン= 1年生存率80.8% 5年生存率44.3%
胃ガン =  1年生存率53.5% 5年生存率25.6%
 
という驚くべき結果でした。大腸ガン、乳ガンともほぼ50%の生存率を示し、初期の段階でも5年生存率が極めて低いといわれている胃ガンが25%を超える生存率を示しているのは、驚異的な数値だといえます。まさに飛躍的な上昇度といえるものです。この結果はまさに、西洋医学と代替医療の複合治療がもたらしたものと、私たちは確信しています。


 さらに、数値には表れにくいのですが、治療に紫イペエキスを組み入れることによって、患者さんの【経過】がすこぶる良好であったことは、私たち医師にとってはうれしいことでした。避けられない痛みが和らぎ、必然的に現れる合併症が阻止され、ベットに縛りつけられる苦痛から、患者さんは確かに解放されているのです。
 
 抗ガン剤の治療は副作用が顕著です。病状や使用する抗ガン剤の種類によっての差はありますが、食欲は減退し、むかつきがひどく、下痢も伴います。
こうした症状は、【紫イペエキス】を取り入れたことによって緩和し、明らかに減少しています。すでに末期の症状ながら海外旅行にも出かける【元気】を得た方もいらっしゃるのです。これこそが、免疫力が高められたことによって起こった【QOL】の向上といえるのだと思います。
 
「西洋医学」と「代替医療」は両者ともに生きる力を援護する
 
 かつて健康食品は、”医学的に根拠のないものと”ひと括りにされてきましたが、そうでないものは確かにあります。研究が重ねられてわかってきたことはたくさんあります。ただし、末期ガンを対象として治療を実践している現場にいると、健康食品への危惧を感じることも少なくありません。それは初期・中期の段階で西洋医学を拒み、健康食品だけで治そうと考える人の多いことです。現実にはそうした人たちが、”末期ガン”となって病院に駆け込むケースはたくさんあります。

 
せっかく補完し合う関係で成立する西洋医学と健康食品の効果が、ともに打ち消し合う関係になることは、極めて残念でなりません。両者ともに、生きる力を援護するものであるということを忘れないでほしいと思います。

 ガンに限らず、すべての病気に対しても西洋医学と代替医療それぞれの”得意技”を、患者さん自身がうまく利用していかれることを切に願います。

書籍「ガンが消えた!難病が治った!」(史輝出版)
監修のことばより抜粋